山旅

槍ヶ岳登山記録 ~上高地を望む憧れの槍の穂先へ〜

はじめに

北アルプスのシンボル「槍ヶ岳」(標高3,180m)に登ってきました!

その鋭い山容から「日本のマッターホルン」とも呼ばれる名峰。

今回は私が選んだルート・アクセス方法・装備などをまとめます。これから挑戦する方の参考になれば嬉しいです

🌿 槍ヶ岳は、日本アルプス登山の憧れの象徴とも言える存在です。

登山初心者にとっては少しハードルが高いですが、計画を立てれば

十分挑戦可能な名峰です。

北アルプスのシンボルといえば、やはり「槍ヶ岳」。

鋭く天を突くその姿は、日本アルプスの中でも特別な存在感を放っています。

槍ヶ岳とは?

槍ヶ岳(やりがたけ)は、北アルプス(飛騨山脈)に位置する

標高3,180mの山で、日本で5番目に高い山です。

その鋭く尖った山頂の形から「日本のマッターホルン」とも呼ばれ、

登山者や写真愛好家から絶大な人気を誇っています。

歴史

初登頂:1828年、播隆上人(ばんりゅうしょうにん)が槍ヶ岳に初登頂したとされています。

その後、槍ヶ岳信仰が広まり、修行の場としても知られるようになりました。

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この穴の中で播隆上人は槍ヶ岳に登るために、5日間も過ごしたと言われています⛰

概要

  • 標高:3,180m(日本第5位)
  • 場所:長野県松本市と岐阜県高山市の境界
  • 山系:飛騨山脈(北アルプス)
  • 別名:日本のマッターホルン

特徴

  • 鋭い穂先:山頂はまさに槍のように突き出しており、遠くからでも一目で分かります。
  • 登山ルートの豊富さ:表銀座ルート、裏銀座ルート、槍沢ルートなど、多彩なルートがあります。
  • 槍ヶ岳山荘:山頂直下にある山小屋で、多くの登山者が宿泊し、アタック拠点となります。
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鋭く尖った先端はまさしく「日本のマッタンホルン」でした!!

  • 達成感:最後の岩場を登りきって立つ山頂はまさに絶景。360度の大パノラマが広がります。
  • 縦走の要衝:槍ヶ岳を経由して大キレットを越え、穂高岳へ縦走するルートは日本屈指の名ルートです。
  • 四季の美しさ:夏の高山植物、秋の紅葉、そして残雪期の白銀の槍ヶ岳はどれも圧巻です。

登山ルート紹介

🔹槍沢ルート(最短コース)

  • 上高地 → 横尾 → 槍沢ロッヂ → 槍ヶ岳山荘 → 山頂
  • 定番で安心、2泊3日が目安

🔹 表銀座ルート(絶景稜線コース)

  • 中房温泉 → 燕岳 → 大天井岳 → 西岳 → 槍ヶ岳山荘 → 山頂
  • 稜線歩きが最高、3泊4日以上が理想

🔹 裏銀座ルート(静かな縦走コース)

  • 高瀬ダム → 烏帽子岳 → 水晶岳 → 槍ヶ岳
  • 健脚向き、4泊5日以上

アクセスとルート

今回の登山ルートは定番の槍沢ルートでした👇(最短で2泊3日コースです)

  • 出発地:上高地→槍ヶ岳→上高地
  • ルート行き:①上高地 → 横尾 → 槍沢ロッヂ(宿泊) →殺生ヒュッテ→ 槍ヶ岳山荘 (宿泊)→ 槍ヶ岳山頂 
  • ルート帰り:②槍ヶ岳山荘→上高地 
  • 日程:3泊4日                                     

上高地から横尾までは比較的なだらかな道。

梓川沿いを歩きながら、穂高の山々を横目に進む爽快なコースです。

横尾を過ぎると登山道らしくなり、槍沢へと入っていきます。

今回かかった費用内訳

  • 宿泊代 108,000円
  • フェリー代往復 83,690円(門司港発→大阪南港/神戸港→門司港)(マイカー乗車)
  • 交通費 約40,000円
  • 食事代 約25,000円
  • 雑費 約24,000円

合計 280,690円


1日目:上高地〜槍沢ロッヂ

さわんどバスターミナル
  • さわんどバスターミナル直ぐ駐車場があります。ここからは環境保護のため、一般車両は通行止めとなっております。駐車場に車を停めます。(駐車料金:一日800円)
  • さわんどバスターミナルから上高地へはバスで移動です。往復券を券売機で購入します(往復2800円)
  • 上高知までの所要時間 バスで32~33分ほど。

午前中に上高地を出発

梓川と美しい自然。

この日は西糸屋山荘へ宿泊。

西糸屋山荘

ランチも提供されてて美味しい!

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ちなみに夕食はこんな感じの会席です!ボリュームあって美味しい!

テーブルに最初に並べられています。

次から次にお料理が運ばれてきます。ご飯はおひつに入っていました。

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揚げ物、焼き物、煮物、フルーツ、御新香などなど。

どれも手作りされているようで、上品なお味のものばかりです。

お部屋
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山荘と言っても上高地の宿は、旅館並の快適さです!

お布団は中居さんが敷きに来てくれて、フカフカのお布団で休めます。

お部屋からは夜、鈴虫の鳴き声が聞こえてきて、標高が高いので朝晩はヒンヤリしています。

お部屋のベランダからの景色

朝食はお弁当にしてもらいました。

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手作りのお惣菜がたくさん入っていて大満足です!糸屋山荘はお料理がすごいです!

美しい梓川と森林に囲まれた道はまさに「山旅の序章」

徳沢園で休憩します。

店内はおしゃれです。軽食が食べられます。

ハムとキノコ・チーズピザ
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ピザはチーズがとろーりでピザ生地も小麦の味が美味しかったです!1860円でした!

カレーうどん
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スパイシーで辛さは程よい感じで最高の一杯でした!1050円でした!

美しい自然です。川の水がとてもきれいなんですよ。

ここを歩いていきます。気持ちーい!

小雨が降ってきたので、ザックにレインカバーをしレインウエアーを着ます。

山では装備がとても大切になってきますね

横尾キャンプ場です

ここから本格的な登山道へと入っていきます。

槍ヶ岳の矢印の方へ進みます👈

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ここからは美しい北アルプスの美術館をご堪能下さい

美しい水がたっぷりと流れています。
梓川の水がエメラルドに透き通っています
9月上旬の北アルプスは紅葉が始まっていました🍁
渡ります
槍沢ロッジまでもう少し。ほっこり看板
山岳救助隊の方々

槍沢ロッジに到着しました。今晩はこちらで宿泊します。

個室です

本格的な山小屋です。

個室はありがたいですね。

槍沢ロッジ予約はいつからできる?

  • 宿泊予定日の一か月前からできますよ
  • 個室は別途12000円必要です。
  • お風呂は沸かし湯に入れます。シャワーは無いので湯舟のお湯を大切に使います。
  • 注意事項:石鹸・シャンプーは使えません(環境保護のためです)
  • もちろん歯磨き粉も使えません
うさぎ
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「SOLADEY 5」 は今回持参した歯ブラシです

歯磨き粉を使わなく手も歯がすっきりしました

SOLADEY 5
ヘッドは替えも購入可能です
槍沢ロッジの夕食

(唐揚げ・鯖の煮つけ・かぼちゃの煮物・サラダ・ご飯・お味噌汁・ご飯)どれもとても美味しかった!


2日目:槍沢ロッヂ〜槍ヶ岳山荘

日が昇る前に出発です

遠くに見える尖がりに登ります。神々しい凛々しい姿🏔

この道を登っていきます。まだ歩きやすい👣

9月上旬の北アルプスは紅葉が始まっていました🍁

ババ平に到着です

ババ平のテント場にはカラフルなテント

まだまだ槍の全貌は見せてくれませんね。

槍ヶ岳まで5㎞ですがこれからが本番です。

綺麗な景色を見ながら少しずつ標高を上げて行きます。

絶景を見ながら登れるのは疲れが軽減されますね。

赤岩沢
山の水が染み出ています

染み出た水の量がすごいですね!冷たくておいしかったよ💧

乗越沢分岐

日が高いところまで登ってきました🌄

大きな岩登りが続きます。まだ、槍の姿は見えませんね。

岩の間から水がにじみ出てきています💧

槍ヶ岳の姿を見せてくれました!

これからが標高がグーンと上がってきます。

うさぎ
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槍ヶ岳の姿がだんだんと大きくなっていきます。登るしかありません。

雪渓

絶景を横目に登っていきます。雪渓がありました!

今回は東鎌尾根を歩き槍ヶ岳山荘へ行こうと思います。

殺生ヒュッテ

殺生ヒュッテまでの登りが急登でした。少しここで休憩していきます。

槍ヶ岳は姿をのぞかせていますが、まだまだこれからです。

トイレはバイオトイレです。200円ほど入れました。

テーブルとイスと自販機やお菓子などがありました。

高山植物がきれいに咲いています。

稜線にでました

左端に見える赤い屋根の山荘が「槍ヶ岳山荘」です。まずは槍ヶ岳山荘まで歩きます。

槍ヶ岳の全貌が見えてきましたね!

振り返るとすごいところを歩いて来たようです。景色は最高に美しい!

ここからは梯子や鎖を登っていきます。

左後ろに赤い屋根の殺生ヒュッテが小さく見えます。

岩をよじ登る感じです。岩好きにはたまらないと思います。

槍ヶ岳山荘到着です。かなりガスっています。

目の前にそびえる槍の穂先を見て、ついにここまで来た!と胸が熱くなりました。

山の天気はコロコロ変化します。雲はあるものの、山頂目指して登れそうですね!

まずは、槍ヶ岳山荘で宿泊の受付を済ませます

ヘルメットのレンタルをしてありました。有難いサービスです。1~2時間ほどでレンタル料は500円です。

「ヘルメットレンタル申込書」に記入をして500円を渡してレンタルします。

マムートのヘルメットを渡してくれました。

山頂へは40~50分ほどかかりました。

最後の岩場は慎重に三点支持を意識して登る必要がありますが、しっかり鎖やハシゴが整備されています。

ようやく山頂に到着しました!風が強いので山頂では吹き飛ばされそうです。

山頂に立つと、360度の大パノラマ!穂高連峰、立山連峰、そして遠く富士山までも望むことができますが今回はガスっ

ていて富士山までは望むことはできませんでしたが大満足です。

槍の穂先から見る景色は一生忘れられません。


下山と振り返り

おさるが見送りに来てくれたようですね

下山は同じルートを辿り、無事に上高地へ戻りました。体力的にはハードですが、その分達成感は格別。

槍ヶ岳は「また登りたい」と思わせてくれる山でした。


まとめ

槍ヶ岳登山は、北アルプスの魅力を存分に味わえる最高の体験でした。しっかりと準備と計画を立てて挑めば、初心者からでもチャレンジ可能な名峰です。次は大キレット縦走にも挑戦したいと思います。

  • この記事を書いた人

うさぎ

旅行の達人の夫が30年近く旅行をした経験と、一緒に、日本中を旅して山行を取り入れつつ楽しんでいる主婦です。ブログは初めてですが、日本各地での体験を載せていきたいとおもいます。

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